1月19日
□研修テーマ:自治体財政の見方~健全化判断比率を中心に~
□研修内容
【講義】地方自治体の財政運営と議員の役割
~地方財政の現状と健全化法の概要~ 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 教授 稲沢 克祐 氏
【講義】自治体財政指標の見方
有限責任監査法人トーマツ行政経営推進室 サブリーダー・公認会計士 小室 将雄 氏
【演習】財政指標分析に関するグループ演習
【講義】演習のまとめ及び今後の自治体財政のポイント
□目的
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」(財政健全化法)が平成21年4月に全面施行された。 この法律において
示された健全化判断比率は、監査委員の審査を経て議会に報告のうえ、公表されています。また、財 政健全化計画の策定が
必要な場合は、議会の議決が義務づけられている。 こうした状況にあって、地方議員には、財政状況を正しくチェックし、
住民に説明するための能力が求められている。今研修で、指標の分析を行う演習も交え、健全化判断比率を中心に、自治体
財政の見方を学ぶ。
□研修を受講して
3月定例会予算審議を踏まえ、湖西市の財政状況はもとより、国の動向について最新情報を入手できるJIAMセミナーはありがたい。
とりわけ今回のセミナーでは具体的に4表を活用して財政分析を行い、課題抽出まで行った、私たちは関西国際空港があり大阪府
泉佐野市について分析を行ったが、当該市がかつて空港周辺整備に多額な借金をして開発した土地が有効に活用されておらず、
見込み違いにより将来にわたり借金を残してしまった点において、湖西市の今後の土地利用について、人口減少下における公共施設の
再配置計画に対し、入念な検証が必要である事、将来人口、まちづくりについてのビジョンを明確にする事が必要である事を改めて感
じる研修だった。
今後の財政みえる化についても、特別会計、企業会計も補助金を抜いた状態で自立可能な経営が出来る様、働きかけが必要で、下水道
事業に於いても「企業会計」に移行しなくてはいけない。病院経営に於いてもなぜ、企業会計にしているのか、病院はその目的を理解し
なくてはいけない。