「湖西市議会議員 くすのき浩幸」オフィシャルサイト

湖西市議会議員 くすのき浩幸のオフィシャルサイトです。 議員活動の報告等を随時更新していきます。

福祉教育委員会行政視察

28年10月26日(水)~10月27日(木)

1.研修先

(1) 富山県富山市NPO法人このゆびとーまれ

「富山式ディサービスについて」

(2) 石川県小松市

「公立保育園の民営化及び認定こども園への移行について」

2.研修目的

(1)  持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、効率的かつ質の高い医療提 供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を 推進するため、医療法、介護保険法等の関係法律について所要の整備が執り行われる中で、地域密着型デイケア先進地である富山市の「このゆびとーまれ」を訪問、施設設立の経緯、運用状況を調査し、湖西市の地域包括ケアシステム構築推進の参考とする。

(2) 公立保育園の民営化及び認定こども園への移行について、先進自治体である石川県小松市を訪問、移行までのプロセスから移行後の運営状況に於ける課題と方策を見聞し、今後の湖西市の認定こども園の推進を応援すべく政策提言をおこない「保育園入所待ち児童の解消」を図る。

3.所感

NPO法人「このゆびとーまれ」を訪問、これからのデイケアサービスのあるべき姿を見学させていただいた。乳幼児からお年寄りまで同じ空間で過ごしている。障がいを持った子供と健常者の子供が一緒に       過ごすことでナチュラルに共生が出来ている。惣万氏の属人的な要素が大きいが将来のために後任を育成していると聞く。詰まる所、施設運営と並行して人材育成が出来る環境を作り上げる情熱のなせる技で、単純なコピペは出来ない。氏は地域の公民館が昔のお寺の様なコミュニティ「地域の居場所」になれば良いと唱えたが、さて、湖西市に持ち帰り同じ事は出来ないにしても人材発掘と育成が急務であり、加えて利用者とスタッフが気持ち良く働ける環境づくりは見習う必要がある。とりわけB型就労スタッフの中村さんの自信に満ちた生き生きした姿が印象的だった。dsc02071 dsc02067

行政コストの負担軽減を目的とした保育園の民営化だが、地域との保育に対する関心の高まりを職員も今日出来た良いきっかけになったのではないか。市民と向き合い課題を共有する事で行政と地域との距離が狭まる。

近年では、認定こども園への移行が加速化され、施設改修に伴う補助事業が行政負担になっていると報告が有ったが、競争原理が働き、保育、教育の質の向上に繋がると感じた。

小松市は子供子育て政策に財政面においても注力しているが、北陸、とりわけ加賀地域は自治体が競争して良い刺激になっている。 とは言え、限られた財源の中で子育て環境の充実を図って行くわけだが、事業の選択と集中が必要。先ずは、地域と向き合う姿勢が大切だと強く感じた。そんな中で議会の役割は、市民の声を聞くと共に事業の必要性を行政と共に伝える事が必要で、その為には議員も情報収集と行政に対しヴィジョンと計画を求める必要がある。p1010208 p1010216 p1010230